しのはら歯科医院では小児歯科において、特にむし歯の予防処置に力を入れております。楽しく通えるような雰囲気の中で、お口からお子様の成長をサポートいたします。
Vキッズ(V-kids)
※現在取扱いのカラーはクリアのみとなります
当院で導入している「Vキッズ」は、3歳から始めることのできる、睡眠時育脳サポート装置です。
【Vキッズの特徴】
- 舌の位置を正しい場所に誘導する
- 取り外し式で、寝るときにのみ使う
- 就寝時の呼吸を確保でき、正しい呼吸と深い睡眠が期待できる
- 正しい呼吸により、成長を妨げない
- 永久歯が出る前の土台作りができる
※歯を動かして並べる力はありません
【こんな症状があるお子様に】
これらの症状が日常的にある場合、十分な睡眠と呼吸ができていない可能性があります。
✓就寝時にいつも口を空けている
✓眠りが浅く、よく起きてしまう
✓いつも寝不足気味である
【睡眠の重要性】
お子様の健全な成長は、「睡眠時に供給される酸素の量」が重要です。これは、睡眠のときの呼吸が非常に重要であり、多くの酸素を供給することが望ましいとされていますが、顎が小さく、十分な呼吸ができないことから、よい睡眠をとる事ができないお子様が多くいらっしゃいます。
このように、正常な咬み合わせと呼吸は、お子様の健全な成長発育には欠かせないものですので、当院では成長の著しい3歳からの「Vキッズ」を使用した口腔育成に力を入れております。
むし歯予防処置
フッ素
むし歯予防の効果が高いフッ素は、お子様の歯を守るために欠かすことのできない存在です。うまく使う事でむし歯から歯を守り、強い歯へと導くことができます。
フッ素の効果
フッ素には、以下のむし歯予防効果が期待できます。
- 歯の修復作業を手伝う(再石灰化の促進)
- 歯を強くする(歯質の強化)
- むし歯の原因菌を弱らせる(細菌の酸再生抑制)
ただし、過信は禁物です。フッ素を塗ったから、フッ素入りの歯磨き粉を使っているからといって、むし歯にならないということでは、決してありません。正しい食習慣や歯磨きなどのホームケアがあってこそ、フッ素が活躍し、最大限の力が発揮されるのです。
フッ素の安全性
フッ素は適切に使用していれば、人体への影響はありません。そもそもフッ素は、普段口にするお茶や魚などにも含まれている、非常に身近な成分です。例えば、歯磨き粉を一気にチューブ一本分飲むほどの過剰摂取をしなければ、急性中毒なども起こることはありません。
お子様の年齢によっては、使用する歯磨き粉の適正量が定められておりますので、フッ素の使用にあたりご不安な方、お困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
歯磨き粉に含まれているフッ素と歯科医院が使うフッ素の違い
毎日使用することを前提にした、市販のフッ素入り歯磨き粉は、濃度が低いことが特徴です。500ppm、950ppm、最大でも1450ppmの濃度ですが、これに対し歯科医院で塗布するフッ素は、9000ppmと高濃度のものを使用します。
フッ素の効果としては同等ですが、ホームケアで低濃度のフッ素を使用し、定期的に高濃度のフッ素を歯科医院で塗布することで、よりむし歯に対して強い歯を目指していくことができます。
子供こそフッ素を利用するべき理由
お子様の歯は、成人のものよりも柔らかく、特に生えたての歯はまだ完成しきっていません。その分、むし歯に注意しなければいけない時期といえますが、この生えたての歯は、フッ素を吸収しやすい時期でもあります。
この時期に自宅でのフッ素使用(歯磨き粉や洗口剤)、歯科医院でのフッ素塗布を定期的に行うことで、歯の質の強化につながり、むし歯のリスクを下げることができます。
シーラント(小窩裂溝填塞法)
「シーラント」は、主に奥歯の咬む面にある、細い溝に白いプラスチックを流して固めるむし歯予防処置です。シーラントはプラークが溝に停滞し、むし歯となってしまう事を防ぐ効果があります。小窩裂溝と呼ばれるこの溝は、非常に複雑かつ細部までのブラッシングが困難であり、むし歯になりやすい部分です。
この溝を物理的に埋めることで、むし歯の原因となるプラークをブロックし、むし歯の発生を防ぐのに有効であり、歯を削ることなくできる処置ですので、お子様への負担も少なく済みます。
※シーラントは食事などの際に外れてしまうこともありますので、確認のためにも定期的な受診をお願いしております。
歯磨き指導
歯磨き指導は、むし歯予防において一番重要な予防法です。いくらフッ素入りの歯磨き粉を使っていても、正しく歯磨きが行われていなければ、ほとんど予防の意味がありません。そのため、当院では歯磨き指導にも力をいれております。
お子様ご自身に、むし歯予防の正しい知識や方法を知ってもらうことで、年齢を重ねても自分でむし歯予防ができるようになっていただくためです。
お子様が上手に効果的に磨けるよう、保護者様にも同時に指導を行っております。仕上げ磨きが必要な場合には、保護者の方もご協力をお願いしております。
当院の取り組み
歯科医院を嫌いにさせない
「歯医者さんは怖いところではない」と思ってもらうためには、お子様の気持ちに寄り添った接し方、治療の進め方が必要不可欠です。しのはら歯科医院では、パンダをちりばめた優しい雰囲気の診療室で、お子様の気持ちを考えながら治療を行っていきます。
また、スタッフは院長含め全員女性で、子育て経験のあるスタッフも在籍しておりますので、お子様との接し方も多く経験がございます。
トラウマにしない
子供のころにトラウマになってしまったことが、大人になった今でも恐怖心が抜けないという経験はありませんか?これは、歯科医院でも多く起こりうることです。特に幼少期に、歯科医院に対するトラウマが生じてしまうと、大人になってからも受診を怠ってしまう傾向が多くございます。
当院では、成長して保護者の方の手から離れても、お子様自身の手でお口の健康を守っていけるよう、トラウマにさせないような治療を心がけております。
トレーニングを重ねて治療
私たち大人でも、わけもわからずいきなり口の中に器具を入れられるのは怖いですよね。 お子さまは歯医者の知識が浅い分、理解のないまま無理に治療を始めてしまうと、大きな恐怖を感じてしまいます。
当院では、慣れていないお子様や怖がりなお子様に対して、無理に治療を進めるのではなく、少しづつハードルを上げながら、その子に合ったペースで診療を行います。
むし歯の予防を徹底
なぜむし歯ができやすいのか、どうしたらリスクを下げることができるのかを明確にして、ただ削って詰めるだけの応急処置的な治療ではなく、むし歯の発生を予防する根本的なむし歯治療を行っております。そのため、フッ素や歯磨き指導はもちろん、食生活指導も行い、定期的な検診にご協力をお願いしております。
院長からひとこと
幼少期の歯科医院での経験は、その後の口腔環境を左右するといっても過言ではありません。しのはら歯科医院では、お子様に「歯医者さんは怖く嫌な場所ではなく、歯を守る場所」であると認識していただきたいと考え、診療を行っております。
お子様が自立しても、ご自分でお口の健康を確立できるようお手伝いいたしますので、歯科医院が初めてのお子様、苦手なお子様もお気軽にご来院ください。